ホーム > 何でもQ&A > 回収できない売掛金は節税になるの?
Q.回収不能な売掛の切捨ては節税になるの?
A.会社経営をしていくうえで不良債権の発生というのはよくあることです。
このような不良債権の対処法ですが「切捨てる」ことも最終的には節税につながります。
あらゆる回収の努力を行った後というのが前提ですが、債権は時間が経過すればするほど回収率が悪くなってしまいます。
また、貸借対照表上売掛金は資産で表示されているため、回収不能な売掛金が多額にあると、経営判断を誤ってしまう恐れがあります。
相手先の会社の財務状況が悪く債務超過の状態が長期間継続し回復の見込みがない 場合について、債務免除をして債権を切り捨てる方法が認められています。
この場合、債権放棄を書面で行うことが必要になります。また、このような会社との取引を停止してから1年以上経過している場合には、売掛債権の金額から1円を控除した残額を貸倒れとして処理することができます。
会社が債権管理をきちんと行っていなければ、貸倒処理もできません。
いつ、どこで、だれに、いくら発生した債権であるかが明確でなければこういった貸倒処理はできないことに注意してください。
2012年03月01日 (木) - 13:47:24